2019/05/16

怒りの下にある気持ちに目を向けて

こんにちは。

今日は“怒り”をテーマにお話してみたいなと思います。

まず、わたし個人のお話をしますと、普段誰かに怒りをぶつけることはありません。
ですが、“怒り”を全く感じないわけではなく、沸々と沸き起こることはあります。

夫が本当に怒らない人で、そもそもが誰かに対して怒るという感情すら
ほぼ起こらない、大らかで穏やかな人なのですが、それでも
“怒り”という感情が全く沸き起こらないか言えば、そうではないと思います。

わたし達夫婦にはこの“怒り”がお互いに起こりにくいので、
喧嘩というものがほぼありません。
人間ですから、コミュニケーションが上手く取れない日や、
相手がなんだか不調かな?と思うことはあるものの、
喧嘩という喧嘩にはなかなかなりません。

怒るという行動は、とてもエネルギーを使うことだと思っています。
なるべくなら、怒られることも怒ることもしたくないですよね。

ではまず、どうして“怒り”が生まれるのかを考えていきたいと思います。

実は人は、“怒り”の感情の前に別の感情が生まれています。
怒りの感情の下に、元の感情があるのです。

それは例えば悲しみだったり、傷ついた気持ちだったり、恥ずかしさだったり、
寂しさや不安、様々です。

怒りというのは、そういったネガティブな感情から引き起こされる
『二次感情』だったのです。

自分自身でそれを知った上で、下にある気持ちに目を向けることで、
怒るということも減り、自分はネガティブなエネルギーを使うこともなく、
相手を傷つけることも少なくなります。

また、怒っている相手への見方も変わりますね。
「この人はどんな気持ちから怒っているのだろう?」なんていう風に、
相手の気持ちを汲み取るような接し方や会話さえ、できるかもしれません。

身近な例を考えてみますと、子供は親に怒られることが多いですよね。

親が子供に怒るのは、大抵「心配したから」だと思うのです。
しかし、感情に任せた状態では子供には『怒られた』が強く残ります。
それよりも、心配をしていたという気持ちにフォーカスを当てることで
お子さんへのアプローチも変わりそうですね。

今までわたしが書いてきた内容と重複しますが、わたしは怒りさえも

「相手に自分の気持ちを分かってほしい(下に眠る気持ちの方を)」

という表現なのだと考えています。

それならば、怒りとして表現するのではなく、下にある気持ちのことを
きちんと相手に適切に伝えることが、良好な関係を築くためにも
とても大切だと思います。

その際はやはりIメッセージが有効です。

「わたしは○○○だから悲しい気持ちになった」
「僕は○○○だったからとても寂しかった」

相手を非難したり責めるのではなく、自分を主語にして気持ちを伝えること

それがとても重要になります。

わたしはですね、自他共に認めるような短気な性格だったんですよね。
でもそれは今思うと、生まれ持った性格というよりは環境で出来上がり、
自分で自分にもよく怒っていたのだと思います。

「なんでこんなこともできないの!」なんていう風に。

それは

「これをできるようになりたかった」が下にある気持ちですね。

そんな風に、自分のことも分かってあげてみましょう。

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