2019/11/25

制限を作ったり、活かすことの大切さ

こんにちは。

11月末なのに20度を超えてびっくりしています。
今年は暖冬になるのでしょうかね。

寒暖差にはみなさまお気をつけくださいね。

今回は、心理学というよりは、わたしの最近思っていたことを
中心に書きたいと思います。


「知の整理術」の中の“制限は力”という言葉


今、pha(ファ)さんの「知の整理術」を読んでいます。



わりとわたしにとっては、共感できたり「ふむふむ」と思う内容が多く
今のところ楽しんで読んでいます。(まだ読んでいる途中です)

そこに出てきた中に、とても共感した内容がありました。

『制限は力』ということです。

このテーマについて、最近のわたしが本当に頻繁に考えていたことだったので
タイムリーだなあとも思ったのですね。

わたし達は、ついつい持っていないものに目が行きがちですよね。

「隣の芝生は青い」という言葉があるように、持っていないものを
持っている人や環境に、羨ましいと思ったり、不満を抱えることが
わたし達人間にはしばしばあると思います。

しかし、不完全で足りないところがあるからこそ、発揮できる力、
出会えるチャンスというのがあるのではないかと、日頃から強く思っていました。

時間や選択の自由があるというのは、一見とても良いものにも見えますが、
実は持て余してしまう、取り扱うことが難しいものではないか、と考えています。


自分が持っているものを武器にする大切さ


みな、それぞれ特徴・特性が違いますよね。

得意なもの・苦手なものは人によって全く違います。

わたしは心理学を勉強している中で、
「自分の得手不得手を知ることが非常に大事」と知ってから
自分の中でもそれを大切にしています。

何が苦手で、何が嫌いなのか。何を大変と思い、苦痛に感じるのか。
それを知ることが、自分を知る上で、人生を歩む上でとっても大事なんです。

自分に持ってないもの、できないこと、制限を知った上で何ができるか?
そして何をしたいのか?と考えて、成功している人はたくさんいると思うのです。

むしろ、それを早く知り、認知した人が強いのではないか?と。

現在不満に思っている中にもチャンスが眠っていたり、
あなたの才能を活かす可能性がある、ということです。

ブログやinstagramで人気になる方々の中には、こういうことを
さらっとできる方も多いのではないかな?と思うのです。


「なんでもいい」という返答から生まれる諍いについて考える


自由や選択肢が多ければ多いほど、どうしていいか分からないと
持て余してしまう、ということがあると思います。

わたしの家庭の中でも起こることの一つ。

夫との会話の中で、「夕飯何が食べたい?」と訊いたり訊かれたりする場面です。
特に希望がない場合、「なんでもいいよ」と返すことがあると思うのですが、
世の中の、炊事を頑張っている奥様達にとっては、この返答が
毎日のように重なってくると、怒りや不満となって爆発することもあるようです。

なぜかと考えてみると、今回のテーマになっている「制限」がないから、
ではないかと思うんですね。

「なんでもいいよ」と言う側は、考えることを放棄しているとも取れるわけです。

毎日ご飯のメニューを考えて、作る側からすると、その返答は
自分への負担になり、大変さが増してしまうことがあるかもしれません。

それは料理の件だけでなく、他の場面、場所でもありそうです。

実際、わたしの両親のことを思い出してみても、「なんでもいい」や
「どこでもいい」と言った時の、困り顔や困った口調をありありと
思い返すことができるのです。


制限を作ってみることで物事をスムーズにしてみる


わたしは上記に書いた両親の例で言うと、困った親がだんだんと
怒りに変わってきてるのを察し、言い方を変えていたことを思い出しました。

例えば、
「脂っこいものが苦手だから、なるべくさっぱりしたものがいいかな」
「そうなると中華料理以外がいいかな」
なんて言う風に伝えてみたり、

「最近車で行ってないところだと、○○○かな」
と、具体的に場所の名前を出してみたり。

そうすると、他の人の意見も出てきたりして、物事がスムーズに決まっていき、
親の顔も笑顔になって、その先の出来事が楽しみになっていきました。

わたしはそんな風に、できる限り範囲を狭めたり、具体的な名を挙げたり、
自分の心境や状況を説明して、制限を設けていたんだなあと気づきました。

制限のある環境下では、不平や不満を生んでしまうこともあるけれど、
それを強みにした方が、あなたの強みや楽しさ、生きがい、良好な人間関係など
様々なチャンスに出会えると思うのです。

もしあなたが何かしら、

・時間がない
・お金がない
・部屋が狭い

などなど、制限を感じているとしたら、そこから何が生み出せるか?

考えてもらい、ぜひチャンスを掴んでほしいなと思います。

少ない時間だからこそ、本当に大切な人とその時間を過ごすことにしてみる、とか
お金がないからこそ、とびきりの物に出会って購入するぞ、とか
狭い部屋だからこそ、心地いい部屋作りをしていい時間を過ごそう、とか

どんな風にもいい方向へと繋ぐことはできそうです。