2019/08/20

諦めることは悪いことではなくチャンスです

こんにちは。

今日も読みにきて頂きありがとうございます。

天候が不安定ですが、みなさま体調は崩されていないでしょうか。
これから少し気温も下がるようです。

今日のテーマは“諦め”についてです。

諦めるっていうと、ネガティブなイメージを持つ方が
多いのではないでしょうか?

かくいうわたしもそうだったのですが、最近違った見方をしています。


諦めることは終わりではなく始まり


わたしの最大の諦めは体がおかしくなりだした、25歳くらいの時です。

20歳前後の数年を引きこもりがちだったわたしにとって、
外に出ること、もう一度人と関係を持ってみること(信頼すること)、
働いてみるということはとても勇気がいることでもあり、挑戦でした。

一歩足を踏み出した時の世界の見え方は、なんとも素晴らしいものでした。

ずっと閉め切っていたドアをついに開けて、新しい世界に飛び込んだのです。

しかし無情にも、その時やっていた接客業、カメラを使っての写真撮影を
諦めたほうがいいでしょう、とお医者様に言われました。

体の痛みと心の絶望で、わたしの心はすっかり閉じてしまいました。

その時の辛さを思い出すと、今も涙が出てしまいます。

わたしはそのことを、受け入れているようで受け入れきれておらず、
また乗り越えたつもりでいて、乗り越えられていませんでした。


きっかけはセラピストの先生の言葉


本当に親しいと思う人にしか、吐露していなかった自分の気持ちを、
治療を数年してくださっている、年下の男性の先生(イケメンです)に
ついに吐露してしまった時のことです。

わたしはなぜその時吐露したのか、それができたのか、分かりません。
そういうタイミングだったのか、聞いて欲しかったのか、
幻滅されてもいいと思ったのか、それともそのすべてだったかもしれません。

その時、担当のセラピストの先生がおっしゃいました。

「とこさん、僕も若い頃と比べたら、いろいろできなくなってますよ」

つまり、“老い”というもので、誰しもが若い頃から比べて
変化を感じているということを、わたしはその時にハッと気づいたのです。

そしてさらに、わたしの胸をつく言葉が待っていました。

「24歳のとこさんがやっていて、今のとこさんができなくなったことは
あるでしょう。でも、今のとこさんだからできることもあるのでは?」

わたしの目からウロコが飛び出しまくりました。

初めは「え?まさか、10年前と比べて今できることなんてあるぅ??」
と思ったんです。

でも、なんだかその先生の言葉がわたしの中に自然とスゥーッと
入っていってくれたんです。


諦めは新しい自分やチャンスとの出会いや始まり


わたしは自分の輝かしい時代にずっと執着していたのですね。
だからこそ、苦しくなったり悲しくなったり、
時にはわぁっと大泣きしていたこともありました。

けれど、その先生の一言でわたしの考えは180度ぐるっと変わりました。

きっと、変わりたいけど変われない自分がずっといたのですね。
その先生に、背中を教えてもらったのでしょう。

今の自分にできること
今の自分がしたいことってなんだろう?

自分と向き合い、家で家事をする・休む・落ち込む以外のことで
やりたいと思うことを探しました。

そして今、生活が徐々に変化しつつあります。

苦しい執着を手放すことで、新しい自分や生活が待っているんです。

もちろん、すべての苦しさは無くならないでしょうし、
体や心が辛いと思う時というのは日々の中で必ずあるはずです。

しかし、自分の心が新しいことへ、
今までとは違う方向へ向かっている時というのは、
あまりネガティブなことばかりに捉われなくなるので不思議です。


諦めることは、あなたに何かを教えてくれている


諦めるという言葉は悪いことだったり、ネガティブに捉えがちですが、
それだけではないと思うんですね。

諦めるまでの間に、一生懸命取り組んだり、頑張ったり、
前を向こうと必死だったご自身がいるのではないでしょうか?

ただ、諦めることによって、何か別のものが先に待っていたり、
休むことを教えてくれたり、もうやめていいんだよと
心がサインを送ってくれているのかもしれません。

わたし達は“諦め”によって、そこから学びを得て、
次のステップへと進むことができるはずなのです。

“諦め”とは“新たなるスタート地点”と考えてみると、
ネガティブな気持ちよりもポジティブな気持ちで
満たされるかもしれませんね。

みなさんも、「諦めた自分は良くない」と思わずに、
「自分はこれまでよく頑張ってきたなあ、そこから何を学ぼうか」と
自分自身に労いの言葉を掛けながら、新しい自分とぜひ出会ってください。

わたしも、今までの自分に「よく頑張ってきたね」と言ってあげたいです。

そして今一人だったり、夫とだったり、新しいことをワクワク考え中です。

いろんな人から応援されて、楽しい日々を送りたいと思います。

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