2015/07/27

二度あることが三度あっても

心理学を勉強し始めた時、その日々は目からうろこがぽろぽろと
落ち続けるような日々でした。

わたしの目は本当に輝いていたのではないかと思うほどに、
知るということがこんなに面白くて楽しいなんて、と
心から思って過ごしていいたのです。

ただそんな中、過去の傷と向き合うことはとてもしんどく、
時につらく、涙を流すことも多々ありました。

それはわたしだけでありませんでした。

わたしたちはクリアな状態で生まれてきます。

初めは真っ白で、真っ新です。

成長し、いろいろな経験を通して、傷つくこともあります。

その小さい傷、大きい傷が、治癒されないままだと
それが性格に大きく影響すると知りました。

多くの人がトラウマを抱えて生きているのだと。

わたしもいつからか、ありのままの自分がどんなものか分からなくなり、
ありのままの自分を表現することができず、息苦しいまま、
生きにくくなってしまっていました。

その状態から抜け出すために聞いたことは、過去に経験したことが、
また起きるかもしれないと思いすぎない、決めつけすぎないこと。

過去と同じように傷つきたくないと、防衛反応を示してしまうことが、
無意識にあるのだと思いました。

それは時に、自分を守るための大切な役割のようにも感じます。

けれど、同じ場面で同じことを繰り返す場合、それはやはり
成長し、変わるチャンスだと考えるようになりました。

最近、涙を流す体験をしました。

これは自分にとって、とても大切な出来事でした。

わたしは今まで、自分の意見や気持ちは、頭ごなしに否定されたり、
押さえつけられてしまうような環境にありました。

それを繰り返し、

「自分の考えや思いなんて、口に出すだけ無駄」

という風に、抑え込んでしまうようになりました。

人の意見にやたらと同調したり、自分で話す際にはごまかしたり、空回りしたり。

傷つきたくない一心だったのです。

そんな自分から、一歩踏み出す練習をしています。



















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