2015/09/04

事実を見る練習をしましょう

今日は、わたしが日々気を付けていることについて、お話します。

タイトルの通り、

事実”だけを見る、ということです。

人は無意識に思い込みによって行動をし、それが自身の感情や人とのコミュニケーションに大きな影響を及ぼしていることも少なくありません。

心理学を勉強し始めてから、わたし自身が実際に人から話しを聞く姿勢も変わりました。
その話から、“事実”だけを確認し、拾い上げます。

これにより、話をした本人が「あっ」というような気付きを得ることもあります。

例を挙げてみます。

A子さんがB子さんに、こう話し掛けます。

「C子さんがね、B子さんの悪口を言っていたのよ」

A子さんの話をすべて真に受けるとすると、B子さんは驚いたり傷つくかもしれませんね。
苛立ちや不安を覚えたり、もしかすると恨みにまで変わるかもしれません。

しかし、ここでB子さんが事実だけを見ることができれば、そういった感情も芽生えません。

この場面の事実は、

『A子さんが「C子さんがB子さんの悪口を言っていた」と、B子さんに話した』

ということだけになります。

それ以上、それ以下でもないということです。

・そもそも、C子さんがB子さんについての話をA子さんにしてはいない
・C子さんがB子さんについて語った話をA子さんは悪口と捉えてしまった

など、考えられる可能性というのはいくらでもあります。

あなたがB子さんだとすると、どんな感情や、考えが芽生えますか?
また、どんな発言や、行動をするでしょうか?

それと併せて、ぜひ一緒に考えてみてくださいね。

そしてまた、A子さんやC子さんの立場になることもできます。

この後の会話に続きがあるとして、考えてみましょう。

(事実を無視した会話)

A子「C子さんがあなたの悪口を言っていたわ」
B子「そうなの?酷い!許せない!」

(事実を見た会話)

A子「C子さんがあなたの悪口を言っていたわ」
B子「C子さんがわたしについて、あなたに話していたのね」

この二つの会話を比べてみましょう。

前者のB子さんの返し方ですと、決めつけたり、思い込んでしまう傾向にあります。
後者のB子さんの返し方では、もしかするとA子さん自身が「あれ?本当に悪く言ってたかしら?」と思い出したり考え直すかもしれないですね。

実は実際にわたしが前者のB子さんのように受け取ってしまい、思い込みで物事を見てしまう時期というのがありました。

思い込みでしか行動できなくなっていて、いつも苦しさや悲しさ、不安で心がいっぱいだったのです。

きちんと“事実”だけを見るようにすると、そういう苦しさや不安は抱えなくなります。

心がとても楽であり、余裕も生まれ、ますます出来事を冷静に客観的な目で見、考えることができます。

また、決めつけるということが減りますから、人間関係に亀裂が入ったり、問題が起きるということも防げるようになります。

わたしたちは、自分や周りの人々が経験したことから判断していくことがほとんどなのではないでしょうか?
それは時にヒントだったり助けになることもあるかもしれません。

ですが、注意も必要です。

もう一つ例を挙げてみます。

「彼からもう一週間も連絡がない。
 わたしのこともう好きじゃないかもしれない・・・
 もしかしたら浮気をしているのかもしれない・・・」

こんな不安を抱えている女性がいるとします。
ドラマや漫画にもありそうな場面ですね。

事実だけを見るとしたらどうなるでしょうか?

ここから事実を拾い上げるとすると

『彼から一週間連絡がない』女性

ですね。または、

『彼から一週間連絡がない』(ことで不安を覚えている)女性

というところでしょうか。

ちなみに、一週間“も”連絡がない。
その“も”は、彼女にとって、ということです。

人によっては「まだたったの一週間じゃないか」と思うかもしれません。

個人的な価値観に基づくのです。

ですから、その“も”は取り外して、拾い上げます。

・もう好きじゃない
・浮気をしている

これは不安によって浮かびあげてしまっている可能性ですね。
確認できるまでは事実にはなりません。

つまり、

・彼は女性をちゃんと好きでいる
・彼は浮気をしてはいない

可能性も同じようにある、ということです。

そうすると、女性はどのような行動にでるのが良いでしょうか?

もし、女性が「一週間彼から連絡がない」という事実を見たことにより、落ち着きを取り戻したら、そのまま彼の連絡がくるまで待てばいい、と思うかもしれません。

行動を起こすとしたら?

そこでまた、Iメッセージが役に立ちます。

「あなたから一週間連絡がないので、わたしはあなたのことが気になっています(心配しています」

メールでも、電話でも、会って話をするにしろ、とても有効な手段のIメッセージ。

相手のどんな行動によって
自分がどんな影響を受けたか
相手を否定せずに伝える

というのがポイントになります。

Iメッセージというのは、親子関係にもとても大切だと感じています。

例えば、遅く帰宅するお子さんに、

「今、何時だと思っているの!!」

と怒鳴りつけた時の、親御さんとお子さんのお気持ち、
ぜひ想像してみてください。

「あなたの帰りが遅いので、とってもとっても心配したの」

と伝えた時の親御さんと、伝えられた方のお子さんの気持ち、
ぜひ想像してみてください。

今日も、読んで頂きありがとうございます。
みなさまの心に平穏が訪れますように。

0 件のコメント:

コメントを投稿