昨日、ある方と電話で1時間ほどお話しました。
その時にわたしとしても嬉しく思い、またハッとしたことがあったので
今回はそのことについて書きたいと思います。
自分の気持ちと考えがまとまらない
電話でお話していた相手の方は、今精神科に通院中です。
病名が度々変わっていて、今自分がどんな状態か把握しきれない様子。
「自分の気持ちと考えが整理できない」
と、初めにおっしゃっていました。
話を聞いていくうちに、その方が一生懸命自分自身と向き合い
体調の悪さと闘っている様子が伝わってきます。
わたしは真剣に話を聞くことに集中していました。
わたしにも過去、自分の気持ちや考えがぐちゃぐちゃで
自分自身さえもよく分からなくなってしまっていた時期がありました。
体と心は連動しています。
ですから、体が辛ければ心も辛くなるし、
心がしんどければ体もしんどくなります。
自分の気持ちと考えが整理できてスッキリ
話を聞いていて、わたしが直接力になってあげられたり
助けてあげられることはありませんでした。
ですが、相手の話を聞き、話をまとめていると、相手の方が
「自分の気持ちと考えが整理できなかったけれど、
まとめてもらうことで分かってきて、スッキリしてきた」
とおっしゃってくださいました。
その時、すごく嬉しかったんですね。
なぜなら、相手の方の声の調子もワントーンアップしたように
感じたからなんです。
自分ではできないことも、人に話すことによって
気持ちや考えが整理できます。
また、そこから気づきを得て、気持ちや考えを立て直していき
いずれは心と体の健康を取り戻していただけたらと願うばかりです。
不安の渦に居ても安心を手に入れて
その方は、不安で心がいっぱいでした。
もしかすると、体調の悪さを『不安』がさらに悪化させている
可能性も考えられるほど、不安というのは巨大化すると
わたし達のエネルギーを奪い、体調の不良を引き起こしてしまうのです。
わたしは、その方の不安を、「そんなこと起きないよ」と言うことはできません。
自分の予想していなかった体の不調を経験すれば、
不安を感じないようにしましょうと言っても無理な話です。
ただ、そういう『不安』というものを口に出し、誰かと共有することは
とても大切なことです。
一人で抱え続けるよりも、誰かに話をするということで、
ほんの少しでも安らぎや安心を手にすることができれば、
孤独感を減らすことができると、わたしは考えています。
人と人は支え合ってゆくものだなあと、最近よく思います。
お互いに協力できる関係を築くためにも日頃から自分自身や
周りと向き合い、親密な関係を作っていけたらいいなと思いました。
最後に、その電話の相手の方にはわたしからのフィードバックを
話させて頂き、お話を終えました。
トークインにて、ご利用可能です。
詳しくは右側にあるご案内をご参照ください*