以前記事に書いた話に少し通じるかな、というような
お話を今日は書きたいと思います。
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ちびまる子ちゃんのお父さんヒロシがこんなことを言っています。
「生きるか死ぬか以外のことは大したことない」
わたしはこの発言がずっと深く印象に残っています。
周りにも、失敗をしたり、トラブルに巻き込まれた際にそのことを
クヨクヨと引きずらないどころか、前向きに捉える人がいます。
わたしはそれが非常に羨ましかったんです。
また、友人は言いました。
「3.11を経験して、帰る家があるだけで幸せなことだと思うようになった」
わたしはその発言に、なんて素晴らしい考えだろうと思いました。
このように、起きたこと自体が辛いことや災難だったとしても、
今ある状況を前向きに捉えている人は、ネガティブな感情を
強く持つことが少ないのですね。
そう、まさに、以前書いた記事のように、
カップに半分飲み物が残っていたとしたら、
「あ、まだ半分も楽しめる♩」という捉え方をすることができるのです。
わたしにはそういう風にはなれないかなあと思っていました。
心理学を自分に落とし込むうちに変化が
今まで書いてきた記事というのは、わたしが実際に実践して
経験したことを書いてきました。
特にこの半年間の間で、自分に変化が起きていることを実感していて、
物の見方・捉え方に大きな変化を感じています。
それは例えば、夫と近所へ出かけた時の些細な言葉にも現れます。
買いたいと思ったものを求めに出かけ、着いた先でなかったとします。
夫は、「なかったよ、残念だったね」と言います。
以前のわたしは、
「え〜せっかくここまできたのに・・・(時間も勿体無かったな)」
なんていう風に思ったりもしました。
しかし、同じようなシチュエーションで現在は
「そっか、それは残念だけれど、他にいいものが見つかるかも」とか
「なかったのは残念だけど、近所でも二人で散歩になって楽しかったね」
という風に感じるようになっていたのです。
先日、夫と都心へ出かけた際、山手線のホームから
降りる人達で階段がいっぱいになったことがありました。
階段を上りたいわたしや夫は、その大勢の人が何列も降る中、
一番端の列に縦になって上がっていました。
すると、ものすごいスピードで降りてくる中年男性が、
新聞紙で上るわたしたちを叩きながら過ぎ去って行ったのです。
わたしは思わず「痛い!」と口に出してしまいました。
あまりにも驚いて、振り返ったほどです。
ほとんどの人が降りる人の列で階段を占めていたというのに、
その男性は上がるたった一列のわたし達さえ邪魔に思ったのでしょうか。
わたしは驚きとショックで、一瞬頭が真っ白になりました。
今までの自分ですと、そのことで頭がいっぱいになり、怒りさえ覚え、
お出かけが楽しい気分ではなくなってしまっていました。
しかし、電車に乗り込んだ頃には、夫に
「びっくりしたし腹も立ったけど、せっかく都心に来たのだから
気持ちを切り替えて楽しみたいね」と話していました。
回避グセの記事で書いたように、わたしは外に出ること=辛いことばかり
と思っていた時期があったくらいなので、こんなことが起きた途端
「ほら、やっぱり外なんて出ない方がいいんだ、こんなに
嫌な気分で過ごさなくちゃいけないなんて!」
という風に思っていたんですね。
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もちろん、家の中に居続けるよりは外出した方が、危険もあるでしょうし
予測しない事態が起きることがあるのは実際そうなのだと思います。
けれど、それに捉われすぎてネガティブな側面しか見なかったり、
ネガティブな気持ちでいっぱいのまま日々を過ごすのは不健康です。
そもそも自分自身が苦しいですよね。
物の見方・捉え方が変わるということは、自分自身が変わるということで、
つまり、心がとっても楽になり、ハッピーに近づくということなのです。
生きているといろいろな経験をしますが、そこから学べることというのは
本当に沢山あります。
物事の受け取り方が変わると、前向きな気持ちを維持し、
心身が健康でいられるようになるのです。
辛いことがあったり、悩んだ時には
ぜひ、そのことを他にどう捉える見方があるか、考えてみてください。
イメージをしたり、自分自身と向き合う時間というのは大切です。
また、そこから何を学び取れるかと考えることにより、
後ろ向きな気持ちから前向きな気持ちへと変化することもできます。
例えば、あなたが失恋したてだったとします。
もしかすると、辛い別れから「もう恋愛はこりごり!いつも上手くいかない!」
なんて思ってしまうかもしれません。
本当にそうでしょうか?と、わたしは思うのです。
いつも上手くいかないということは、それだけ人と出会い、
あなたに惹かれる人がたくさん居たということ。
また、あなたが一生懸命向き合ってきたという素敵な面までうかがえます。
例えば、仕事で周りや上司から、辛い言い方をされ、
傷ついたり落ち込んでいるかもしれません。
そんな時、周りや上司の方々は、あなたを見込んで期待していて、
そういう言葉になってしまったかもしれませんね。
また、落ち込むということは、あなたが一生懸命仕事に対して
真摯に向き合っている証拠かもしれません。
物事をそういう風に捉えてみるだけで、辛い気持ちを長く持ち続けることが
減ってくると思いませんか?
無理に気持ちを変えようとする必要はありませんが、ふっとした時に
他の見方はないだろうか?と思い出して頂けると嬉しいです。
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