2015/07/17

つづき



相手を傷つけたいくないのに、はたまた傷つけるつもりがないのに、
結果的にそうなってしまって、コミュニケーションが上手くいかないと
悩んでいる方は少なくないように思います。

少し例を考えてみました。

部下が突然仕事を辞めたいと言い出したら?

×「そんなことを急に言われると困るよ!」

○「君は仕事を辞めたいと思っているんだね」

子供が突然学校へ行きたくないと言い始めたら?

×「なんでそんなことを突然言うの?」
×「ダメよ、行きなさい」
×「いいわよ、休みなさい」

○「学校へ行きたくないと思ってしまったのね」

『×』の方を先に言ってしまうと、相手が委縮したり、傷ついたり、
驚いたりしてしまうかもしれませんね。

でもそうすると、自分の意見や気持ちは言ってはいけないのか?となりますね。

そんなことはありません。

ただ、順番が大事だったのです。

1.まず、相手の気持ちを受け取る(共感

2.自分の意見や気持ちを伝える(Iメッセージ

先ほどの例をまた使ってみます。

部下が突然仕事を辞めたいと言い出したら?

1.「君は仕事を辞めたいと思っているんだね」

2.「わたしは君に辞めて欲しくないと思っているのだけど、
  なぜ辞めたいと思ったのか理由を聞かせてもらえるかな?」
         

子供が突然学校へ行きたくないと言い始めたら?

1.「学校へ行きたくないと思ってしまったのね」

2.「お母さんは、あなたが学校へ行きたくない気持ちになっていることが、
  とても心配なの。もし話せたら、理由を教えてくれるかな?」

部下になって、子供になってみて、こんな風に言われたら
どんな感じを受けるでしょうか?

あくまで、わたしが学び、実践したことで、自分自身が成長し、
人間関係が良くなったり、コミュニケーションがスムーズになった経験から、
このように書かせて頂きました。

もし、難しいと感じたら、

「(君は)そうなんだね」

「(君は)そう感じたんだね」

こんな風に返すだけでも、どうでしょうか?

ちなみに夫は上の2つをよく使います。

わたしが話をした時、こう返されるだけでハッとしちゃうことが多々あるんです。
時には、悩んでいることが馬鹿らしくなってきてしまったり。

わたし「なんだか悩んでしまって苦しいの~」

夫「そうなの、苦しくなっちゃったの~ 大変だね」

わたし「・・・(なんでそんなに苦しいんだっけ?)」

これは我が家でよくある流れです。

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