今日はいつもと違ったお話になります。
漫画「精神科ナースになったわけ」を購入して読んでみました
最近、気になった漫画があったので購入してみました。
タイトルは
「精神科ナースになったわけ」です。
web上で試し読みができるところがあるので、
まずはそちらで少し読ませていただき、気に入って
続きが読みたくて仕方なかったので購入しました。
うつ病、統合失調症、境界性人格障害など様々な患者さんとの日々
まず、気になった理由なのですが・・・
この漫画の主人公の女性は、お母様がなくなったことをキッカケに
心身のバランスを崩していきます。
そのことに気づいた主人公が、人の心について興味を頂き
OLをやめて看護師になる勉強をして、晴れてナースになるのですが
いきなり精神科を希望するというお話。
このストーリーに、少し自分と似たものを感じてしまったのです。
わたしも、人の心に興味があるだけではなくて、自分自身の
どうしたらいいか分からない生きにくさや苦しみや辛さを
どうにかしたいという気持ちもあり、心理学の門を叩いたからです。
そしてまた、うつ病で苦しむ知人がいること、それを2年近く見守り
でも最近になって、どういった距離でどう接していくのがベストなのか
分からなくなってきてしまった自分のこともあったのです。
読んでみての感想は「とても優しい気持ちになるけど、辛さもある現実」
主人公は精神科勤務になるので、いろいろな症状の患者さんがいます。
その一人一人の患者さんへの、主人公の接し方がとても良かったです。
暖かくて優しい。
でもどこか一線を引いていて相手の成長を促しているような。
ただ主人公の女性も、ナースとしても精神科勤務歴としても浅く新人なので
最初から上手くいくわけではありません。
それでも、試行錯誤しながら、時には悩みながら、患者さんとともに
成長していく様子がうかがえます。
わたしはそのシーンを見るのがとても好きでした。
けれど、現実的に辛い部分もありました。
どうしても防げない自死や、自傷行為。
人によっては、読むことで体調を崩す恐れがあるかと思うので
どなたにも勧められるとは思いません。
全員の命を救うことは、どの分野でも難しいのだと、思いました。
ベストな方法をすぐ見つけるのは難しいから探りながら生きていく
自分のできること。ベストなやり方。
それは本を読み終えても分かりませんでした。
というより、解決はしませんでした。
でも読んで、すごく良かったなあと心から思えます。
周りで統合失調症など、病気を持っている方だと分かった際に
共感しすぎずに、でも心を寄り添ってあげられたら、と思ったり
本を通して少し知識を得ることもできたかと思います。
漫画に登場する精神科のお医者さんの先生の
「だいたい、血流」
という言葉が忘れられません。
わたしの体も、血流が悪いことで引き起こされる症状が
多くある気がしているので、気をつけようかと。
自傷シーンなどもあり、多くの人には勧められませんが
読んで良かったなと思います。
今後も時々読み返すだろうと思います。
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