2015/08/22

禁止令から解放されるステップ

以前、少し“人生脚本”について触れました。
人生脚本を変えるには、自分自身を見つめ直すことが不可欠です。

その中で、わたしは自分の中に出されている“禁止令”を
見つける作業を日々行っています。

最近特にお買い物が楽しいです。

こんなに楽しめているのは人生で初めてかもしれません。

実は、

「お金は使ってはいけない」

と、ずっとブロックがかかっていたのです。

そのことに気付いた時、

『お金を使っていいよ』

と、自分に許可を出してあげることにしました。

その途端、自分の中から沸きあがるとてつもないワクワク感と出会ったのです。

そして、お金を本当に欲しいと思うものにめいっぱい使おう!と決めました。

もちろん、借金をしてしまうだとか、大切な家計を切り崩すなど、
そういった使い方ではありません。

“お金を使うことは禁止”

としてしまっていたわたしは、今まで極力お金を使わないようにしてきました。

必要なものがあっても、できるだけ理想より金額を下げたモノを選び、
お金を残すことを大前提としていました。

そんなわたしなのですが、

『自分が貯めてきたお金ならなくなったっていいよ!!』

なんていう、すごい許可を出してみたのです。

それからのわたしは、とにかく目がキラキラし、心はウキウキし、
自分の中で欲しているものはなんだろう?

これかな?あれかな?

違うな。あっちかな?

と、自問自答して探すこととなりました。

この時間がすでに、とても満ち足りたものだったのです。

今までは、

「お金を使ってはいけないから、あれが欲しいけどそっちに変えよう。」

としてきたのに対し、

「欲しい気持ちがそんなに大きくないなら、いったん保留にしよう。
もっと強い気持ちがでてくるまで、待ってみよう(他を探してみよう。)」

という風に変化しました。

そうすると結果、探す間から手に入った後、それを使っている時、
そのすべての時間が大満足で幸福感に満ちたものとなりました。

許可を出した時、自分のことながら、湯水のように使ってしまったら・・・
という心配がありました。

正直、初めはものすごいスピードと頻度で買い物をしていました。
あくまで、それまでの自分と比べてなので、一般的にどうかは分かりません。

そのままの勢いで買い物を続けていたら、いつか底をつきていたかもしれません。

ところがある時、その勢いが急に収まりました。

そして収まった後も、ずっと長く幸せで満ちたりた気持ちが続いているのです。

これには驚きました。

なぜ止んだかというと、“とっても欲しい”が叶ったからなんです。

あとは、“本当に欲しい”という気持ちに、出会い、気づけたこと。

これがとても大きかったのだと思います。

「お金を使ってはいけない」禁止令を出していたわたしは、
なにが欲しいか分からなくなってしまっていたのです。

昔、母親に「なんにも欲しがらないあなたに、なにか買ってあげる」
と言われても、申し訳ない気持ちだけでいっぱいになってしまい、
「嬉しい!ありがとう!」という気分になんて、一切なれなかったのです。

その母からの言葉のおよそほとんどを、断っていました。

今は、素直な気持ちに沿ったお買いものを続けたおかげで、
本当に欲しいと思う気持ちがこみ上げてこなければ、検討もしません。

なにか満たされない気持ちを、なんとなくの買い物で満たそうとし、
結果的に買った後もまったく満足できていない・・・

そんなことも過去にありました。

満たれないようなモヤモヤとした気持ちが自分の中に芽生えていたら、
解消するチャンスかもしれません。

わたしはこの経験で、

「ああ、とっても我慢していたんだな・・・」

という風に、今までの自分の気持ちに気づきもしました。

流れとしては、

①自分の中のブロック(禁止・抑圧)しているものに気づく

②「してはいけない」「したら不安」「したら怖い」という気持ちを受け止める

③「してもいいんだよ」「悪いことではないんだよ」と許可を出す

このような感じです。

例えば、わたしの体験から例に挙げてみますと、

『テレビを見てはいけない』
『欲しがってはいけない』
『泣いてはいけない』
『男の子の真似をしてはいけない』

こんなようなことを幼い時に何度も言われてきたことで、
いつのまにかそれらをすることが“悪”のように感じ、
それをしようものなら罪悪感を感じるようになっていました。

不思議なもので、そう教えられると、自分が親になった時も
子供にそうしつけてしまうものではないでしょうか?

人は真っ新な状態が生まれてきますが、成長する過程で
大人からいろいろなことを教えられ、学びます。

それぞれ教えられてきたことが、“普通”だったり“常識”として
十人十色に作られていくのではないかと、考えるようになりました。

ルールや秩序といったものは、国だったり、地域だったり、社会だったりの中で
それぞれに作られていくのですよね。

なにが本当に“正解”で“正しい”のか。

そんな風に考えると、柔らかい広い心で物事を見つめることができます。

どうしていけないのか?悪いことなのか?そう思っているのか?

自分の心に問う機会を、これからもたくさん設けていきたいと思います。

2015/08/19

いい人をやめてしまいましょう

「いい人だね」とよく言われるけれど、いつもしんどい・・・
なんて方が居ましたら、思い切ってやめてしまいましょう!

と、言ってみましたが、簡単なことではないかもしれませんね。

かくいうわたしも、“いい人”でした。

そしてそれを今、やめつつあります。

そうすると、とても心が楽になってきて、自分らしい自分になっていきます。

周りからの評価を気にしたり、嫌われることを異常に恐れることもなくなってきます。

ですから、自分の意思をしっかり持てたり、意見も言うことができるようになります。

今これを読んで、「そういうのいいな」と思う方は、きっと頑張って“いい人”で居続けているのだと思います。

重い肩の荷を、下しませんか。

もしいい人をやめたとしても、あなたは十分に愛されるべき存在です。
いい人をやめても、あなたの価値は決して変わりません。

いい人をやめることを、まず自分自身が許可をし、ぜひ受け入れてください。

わたしはかつて、こんな人間でした。

・NOと言えない
・自分の意見を言えない
・周りに合わせる
・自分より他人を優先させる
・人の顔色をうかがう
・つい頑張りすぎてしまう
・自分の評価がとても低い
・常に自分に自信がない

まだ挙げられるかもしれませんが、このような感じです。

今これらすべてが完全にクリアになったわけではありませんが、
ずいぶんと変わることができました。

ではなぜ、“いい人”になってしまったのか?

おそらくいい人である方たちは、ご両親・ご家族・先生方などから、
いい子であることを求められてきたのではないかと思います。

いい子』でいれば、お母さんから好かれる
いい子』でいると、先生から褒められる

そういう経験を重ねて、『いい子』な自分を無意識に形成していってしまうのでしょう。

そしていい人で居られなかった場合は、自分自身を強く否定していませんか?

否定されることが多かった場合、自信を喪失し、自己肯定がしにくくなります。
深く傷き、これ以上傷つきたくないと思ってしまいます。

「嫌われないためにどうしたらいいか」
「愛されるためにはどうしたらいいか」

そういう思いから、言動や振る舞いに影響がでてくるのでしょう。

また、長男・長女に多いとも言われています。

「お兄ちゃんだから」「お姉ちゃんだから」と、傷ついたり、我慢することが多かった方もいるのではないでしょうか。

わたしは自分自身がいい人でいることに、だんだんと息苦しさや生きにくさを感じるようになり、どうにかしたい・・・でも嫌われたくもない・・・トラブルも避けたい・・・そんな思いを長い間抱えてきました。

そんなわたしですが、このように変化しました。

・NOと言えるようになって、心が楽になる
・顔色をうかがわず、コミュニケーションが円滑で、自分らしい振る舞いができる
・自分の考えや意思に、自信を持って行動できるようになる
・頑張るのをやめたり、頑張りすぎたら休む
・自己肯定感を持てるようになってくる
・人からの評価や嫌われることを気にしなくなる

人との繋がりが途絶えることや、別れに関しても自然と受け入れるようになりました。

ですので、とても大切に想っている夫でさえ、別れを切り出されたら、
わたしはそれを自然に受け入れることと思います。

この気持ちは、心理学を学ぶようになってこのように変わりました。

Iメッセージで気持ちと感謝を伝えて、相手の幸せを祈ります。

実際は、こんなことが起きない方がもちろんいいのですが。笑

例えば、わたし自身のこと嫌うような形で縁が途切れたとしても、
相手へ感謝の気持ちを持てるようになりました。

今までは、傷ついた気持ちでいっぱいになるので、そんな風に思うことはあまりありませんでした。

「最後は嫌われてしまったけど、仲良く(優しく)してくれて嬉しかったな。無理をしたのかな。頑張り屋さんだったな。」

というように、相手のいいところを感じたりします。

あなたがいい人で居続けても、あなたのことを嫌う人はきっといるでしょうし、その人はあなたがどんな振る舞いをしても嫌う人なのかもしれません。

それは、その人の抱えている問題であり、あなたの問題とは別物だということ。

ひどく怒ってくる人
いつも不満を言っている人
誰かの悪口ばかり言っている人

そういう方たちは、それぞれに問題を抱えています。

それとこれとは別問題、別次元だと、線を引きましょう。

また、そういう方たちは大抵、傷ついてきた人たちだと思います。
傷ついた心を「分かって欲しい!誰か!」とSOSを出しています。

そしてまた、そんな方々も、頑張りすぎてしまっているのかもしれません。

もしあなた自身が、いつも怒っていたり、不満を言っていたり、誰かの悪口を言っていたら・・・

「いつも頑張っていたね」「傷ついてつらかったね」「誰かに分かってほしいね」

そんな風に、自分自身に言ってみてください。

わたしの場合は、涙が出て止まらくなることがありました。

いい人をやめても大丈夫。
あなたは素晴らしい人です。

ありのままの自分を、取り戻しましょう。

2015/08/06

共感、できていますか?

つい最近、郵便局に行った際、大きな声で会話をしているカップルに遭遇しました。

決して広くない空間に、若い男女が大きな声で話をしているので、
どうしても耳に入ってきてしまうのですが、印象的だったのが、
カップルの会話が成立していないことでした。

以前、人とコミュニケーションをする上で、話を聞く際には、
まず共感を、そして聞かれてからアドバイスを、または
自分の気持ちや考えはIメッセージで伝える、という記事を書きました。

わたし自身にとってもこの“共感”というのが意外にも、
容易なことではなかったように、どうやら多くの人にとっても、
慣れていないことなのかな、と思っているこの頃です。

先ほど書いたカップルの話に戻りますが、女性の方は

「なんですぐ否定するの?!」

「どうしてちゃんと話を聞いてくれないの?!」

と、怒っているとも取れるような言い方をしていました。

男性の方はというと、彼女の話がすべて終わる前に、

「それは~なんだよ」

「それは~なんだと思うよ」

と、ご自身の考えを口にしていました。

男性の方は、彼女がどうして怒ってしまうのかが分からず、
何度も同じ行動を繰り返してしまいます。

ですので彼女の方も、上に書いた言葉を何度も続けます。

その言葉が建物内に響き続けるので、わたしの方もなんだか
ソワソワしてしまったほどです。

このカップルを例に、より良いコミュニケーションを考えてみます。

①彼は彼女の話を最後まで聞く。

共感をする。

③Iメッセージで自分の気持ちや考えを伝える。

このような流れになるかと思います。

この順序を踏んでいれば、彼女が

「聞いてもらえていない」「否定されている」

という気持ちになることはなかったかもしれませんね。

話が終わる前に、自分の考えを述べてしまうと、相手は
「遮られてしまった」「聞いてもらえない」
という気持ちが芽生えてしまうことも多いでしょう。

聞いてもらえないと思う相手には、なかなか今後も
話をしようという気にならないかもしれません。

とても大事になってくる“共感”ですが・・・

同調”になってしまっている状況も、よく目にします。

この同調も、場合によっては「聞いてもらえていない」と思われる
原因になってしまっているかもしれないので、注意が必要です。

よく聞く・見かけるパターンは

そうだよね

そうですよね

こんな返事の仕方です。

よく考えてみると、全くの他人と、同じ状況に立ったとして、
同じ感情や感覚、考えに至るなんてことは、ないのではないかと思うのです。

上記のような言い方は、もしかすると

「分かったような言い方してほしくない」

と思わせてしまうこともあるかもしれません。

そうだよね」は「そうだったんだね

そうですよね」は「そうなんですね

と言い換える方が、良いかと思います。

例で考えてみます。

A子さんがB子さんに以前から映画に誘っていました。

ところが、B子さんは承諾したものの、本当はその映画は
全く見たいと思っていませんでした。
思い切って、A子さんにその気持ちを伝えることにしました。

B子「実は誘ってくれた映画、本当は見たくないんだ」

この場合の、A子さんの共感と同調で返答を書いてみます。

A子「(共感)そうだったんだ。B子はあの映画が見たくなかったのね」

A子「(同調)そうだよね。あの映画観たくないよね」

わたしは過去、同調してしまうことがとても多かったので、
共感と同調の違いを知った時、強い衝撃を受けました。

と同時に、染みついてしまった同調が、なかなか共感に
替えづらいという難しさも知りました。

ではなぜ、同調ばかりしていたのか?と考えてみました。

それはずばり、「自分が傷つかないための防衛反応」だったのではないかと。

誘った手前、断れたら傷つくものです。
または、一緒に行くことを楽しみにし、妄想を膨らませて期待しているかもしれません。
それが叶わなかったら、落ち込んでしまうでしょう。

そんな自分の気持ちをごまかすために、同調していたのではないかと思うのです。

これは前回人生脚本に触れた記事に書いた、“パターンを知る”と同じように、
自分の行動や考え方の癖に気づく、大事なポイントです。

そういう風に気づけば、じゃあこれからは、断られたら自分はきっと
傷ついてしまうだろう、と受け入れること。

そして、相手が断る可能性があるということも受け入れること。

それから、相手の気持ちを共感した上で、自分の気持ちを伝えること。

これらを実践していきます。

A子「そうだったんだ。B子はあの映画が見たくなかったのね。(共感
 
   わたしは今回は一緒に見れなくて残念だけど、また一緒に
   どこかへ行けたらとても嬉しいな。(Iメッセージ)」

B子の立場になってみると、こういう言い方をされたなら、
どこかホッとするのではないでしょうか?
その上で、A子がB子と何かすることを楽しみにしているという気持ちも
ちゃんと受け取ることができます。

わたしはこういうコミュニケーションができるよう日々練習を重ねていき、
今やっと、体と心に染みついてきました。

それにより、自分の思考の癖に気づくようになったり、心に余裕を持つこと、
感情的に動かず冷静になってみることも、難しいものではなくなってきました。

すぐに同調から共感へ替えられなくても、急がないでくださいね。

一日の終わりに、今日はどんな人と、どんな会話をしたかな?と思いだし、
同調と共感、どちらをしたかと振り返ってみるのも良いかと思います。

ぜひ一緒に、気持ちの良いコミュニケーションを目指しましょう。

2015/08/04

共感、下書き2

つい最近、郵便局に行った際、大きな声で会話をしているカップルに遭遇しました。

決して広くない空間に、若い男女が大きな声で話をしているので、
どうしても耳に入ってきてしまうのですが、印象的だったのが、
カップルの会話が成立していないことでした。

以前、人とコミュニケーションをする上で、話を聞く際には、
まず共感を、そして聞かれてからアドバイスを、または
自分の気持ちや考えはIメッセージで伝える、という記事を書きました。

わたし自身にとってもこの“共感”というのが意外にも、
容易なことではなかったように、どうやら多くの人にとっても、
そうなのかな?と思っているこの頃です。

先ほど書いたカップルの話に戻りますが、女性の方は

「なんですぐ否定するの?!」

「どうしてちゃんと話を聞いてくれないの?!」

と、怒っているとも取れるような言い方をしていました。

男性の方はというと、彼女の話がすべて終わる前に、

「それは~なんだよ。」

「それは~なんだと思うよ」

と、自分の考えを口にしていました。

男性の方は、彼女がどうして怒ってしまうのかが分からず、
何度も同じ行動を繰り返してしまいます。

ですので彼女の方も、上に書いた言葉を何度も続けます。

その言葉が建物内に響き続けるので、わたしの方もなんだか
ソワソワしてしまったほどです。

このカップルを例に、より良いコミュニケーションを考えてみます。

①彼は彼女の話を最後まで聞く。

共感をする。

③Iメッセージで自分の気持ちや考えを伝える。

このような流れになるかと思います。

この順序を踏んでいれば、彼女が

「聞いてもらえていない」「否定している」

という気持ちになることはなかったかもしれませんね。

話が終わる前に、自分の考えを述べてしまうと、相手は
「遮られてしまった」「聞いてもらえない」
という気持ちが芽生えてしまうのですね。

そして、とても大事になってくる“共感”ですが・・・

同調”になってしまっている状況も、よく目にします。

この同調も、場合によっては「聞いてもらえていない」と思われる
原因になってしまっているかもしれないので、注意が必要です。

よく聞く・見かけるパターンは

そうだよね

そうですよね

こんな返事の仕方です。

よく考えてみると、全くの他人と、同じ状況に立ったとして、
同じ感情や感覚、考えに至るなんてことが、ないのではないかと思うのです。

こういう言い方は、もしかすると

「分かったような言い方してほしくない」

と思わせてしまうこともあるかもしれません。

そうだよね」は「そうだったんだね

そうですよね」は「そうなんですね

と言い換える方が、良いかと思います。

例で考えてみます。

A子さんがB子さんに以前から映画に誘っていました。

ところが、B子さんは承諾したものの、本当はその映画は
全く見たいと思っていませんでした。
思い切って、A子さんにその気持ちを伝えることにしました。

B子「実は誘ってくれた映画、本当は見たくないんだ」

この場合の、A子さんの共感と同調で返答を書いてみます。

A子「(共感)そうだったんだ。B子はあの映画が見たくなかったのね」

A子「(同調)そうだよね。あの映画観たくないよね」

わたしは過去、同調してしまうことがとても多かったので、
共感と同調の違いを知った時、目からうろこでした。

と同時に、染みついてしまった同調が、なかなか共感に
替えづらいという難しさも知りました。

ではなぜ、同調ばかりしていたのか?と考えてみました。

それはずばり、「自分が傷つかないための防衛反応」だったのではないかと。

誘った手前、断れたら傷つくものです。
または、一緒に行くことを楽しみにし、妄想を膨らませて期待しているかもしれません。
それが叶わなかったら、落ち込んでしまうでしょう。

そんな自分の気持ちをごまかすために、同調していたのではないかと思います。

これは前回人生脚本に触れた記事に書いた、“パターンを知る”と同じように、
自分の行動や考え方の癖に気づく、大事なポイントです。

そういう風に気づけば、じゃあこれからは、断られたら自分はきっと
傷ついてしまうだろう、と受け入れること。

そして、相手が断る可能性があるということも受け入れること。

それから、相手の気持ちを共感した上で、自分の気持ちを伝えること。

これらを実践していきます。

A子「そうだったんだ。B子はあの映画が見たくなかったのね。(共感
 
   わたしは今回は一緒に見れなくて残念だけど、また一緒に
   どこかへ行けたらとても嬉しいな。(Iメッセージ)」

B子の立場になってみると、こういう言い方をされたなら、
どこかホッとするのではないでしょうか?
その上で、A子が自分と何かすることを楽しみにしているという気持ちも
ちゃんと受け取ることができます。







引き寄せノートで願いを形に

前回の続きです。

幸福な人生を送るために、わたしが実践していること、
それは学んだ心理学をベースにはしていますが、
今まで読んだ本や、知人の影響で始めたことなど様々です。

どなたでも簡単に始められるものとしてオススメなのが、
前回も書いた通り、『引き寄せノート』を書くことです。

この用語を初めて聞いた時、わたしには抵抗感がありました。

そんな抵抗感が抜けていくキッカケや理由を、前回書かせて頂きました。

その後わたしは、すんなりと自然に受け入れ、実行する準備が整っていただけでなく、始めてみることをわくわくするようにさえなっていました。

今はもう、書こうとしている時点で「あ、きっと叶うな」と思うことができます。

そして、その時点で幸せな気持ちになり、喜びで満たされることが多いのです。

実はこの、書いただけで幸福になるというのが、とても大切だったようです。

人は、幸福な気持ちを求めて“何か”行動を起こすのだと思います。

それは恋人を作ることだったり、買い物をすることだったり、
人や状況によって変わると思うのですが、人が一番欲しているものは、
物や状況ではなく“満ち足りた幸福な状態”なのではないかと考えます。

わたしの引き寄せノートに書いたことを振り返ってみると、
わりと物欲めいたことだったり、環境や状況についてが多い印象でした。

ですが今となっては、叶うこととなったものの、それが叶っていなくても
自分は幸せだなあと思えることに驚いています。

わたしの引き寄せノートの書き方を例として、公開してみますね。

・今より広くて綺麗な家に住む
・わくわくする人生を送る
・勇気と自信を持つ
・大切な器が日に日に増えていく
・素敵な雑貨に出会い、囲まれた暮らしをする
・長く使える服や靴に出会う
・美しい字を書く

こんな風にシンプルに書いています。

ポイントは、否定的なことは決して書かないということと、
『○○が買いたい、欲しい』ではなく『手に入れることができる』
というニュアンスで書くことでしょうか。

ブランド名などを具体的に書いてもいいと思いますが、
わたしの場合、より良いものに出会うために可能性を広げた形で
書くようになりました。

ここに挙げたものは実はすべて叶っていたり、現在進行中で、
新しく書き直す予定です。

こんなにシンプルなことでも、着手するまでの間はずっと
「どうせ書いたところで叶いっこない」と思っていたんです。

なので、書くだけ空しいとさえ思っていました。

不思議なもので、書き出してからは無意識にそれを叶えるために
自ら動き出しているんです。

引き寄せノートとは、ただただ幸福な状態を待っているわけではなく、
書くことで脳に働きかけて、行動を起こさせるものだったのです。

上に書いた例に付け加えてみますね。

・今より広くて綺麗な家に住む
⇒書いた直後に、気になっていたけど見に行かなかった物件を見に行き、
 結果、購入するに至りました。

・わくわくする人生を送る
⇒「どうせ駄目」だと決めつけ、思い込むループが辛かったのですが、
 諦めていた気持ちを払拭し、無理せず自然に楽しいことを見つける癖が
 最近ついてきました。

・勇気と自信を持つ
⇒傷つくことが怖くて一歩踏み出せずにいたけれど、心の底では
 行動したいと思っていた気持ちに素直になり、勇気を出してみたところ、
 思いがけない結果が待っていた、ということがありました。
 また、人からの評価を気にせずに自分の素直な気持ちに
 耳を傾けて行動するというできごともありました。

・大切な器が日に日に増えていく
⇒豊かで理想的な暮らしの一部。
 物を大切にしたいという気持ちや、好きなものを使っていきたいという
 自分の心に沿うことと、大切に思える物に出会うため、そういうご縁を
 増やすために書いたところ、そういう場所に足を運ぶ機会が増えました。

・素敵な雑貨に出会い、囲まれた暮らしをする
⇒世の中にたくさんものがある中で、自分の好みやライフスタイルに合う
 そんなモノに囲まれた楽しい暮らしを夫としたい、ということを口にも出し、
 夫と共に実践するようになりました。

・長く使える服や靴に出会う
⇒「お金がないから」と、値段の安いものばかり買ってみたものの、
 すぐに駄目になってしまったり、体に負担がかかってしまったり。
 また、素敵なものは自分には似合わないからと、諦めようとずっと
 思っていたことを思い切って払拭させて、心もワードローブも
 一新し始めました。

・美しい字を書く
⇒いつでもできることなのですが、ずっと引き延ばしていたところ、
 書いた直度には行動に移して、趣味としてもアートセラピーとしても
 定期的に字の練習をする時間を設けるようになりました。

わたしの場合は良いタイミングで始めることができたので、
とても大切なものとなってはいますが、もし抵抗感がある場合は、
無理に書くことはオススメしません。

何事もそうですが、抵抗感や不安感などがある場合に、
無理に行動を起こすことは心や体に負担を掛ける場合があります。

わたしにとっては、幸福な状態や、幸福な思考に慣れるための練習として、
大切な時間となっているためにご紹介しました。

なんだかモヤモヤしている・・・
無気力な状態が続いている・・・
毎日がちっとも楽しくない・・・

そんな風に思う日々は、辛いものです。

そういう状態から脱するヒントになれば、幸いだなあと思います。

また、上記の書き方はあくまで一つの例です。

自分自身に合ったやり方としてこのように書いてはいますが、
もっと細かく書き方を知りたい方は、ウェブ上で調べたり、
ご自身に合いそうな本を探してみることもオススメしたいです。